ai sp@ce 2.0を妄想してみる

何が楽しいのか相変わらずあれこれと妄想をふくらませていたのですが、その間にゲーム内容の詳細に関する記事が来ました。


「CLANNAD」渚も俺の嫁 3D仮想世界と「ニコ動」が連動、“アイマス風動画”も / ITmedia News
この中で気になった箇所をいくつか挙げてみます。

 モーションを組み合わせてオリジナルの動きをさせたり、「こう話しかけたらこういう動きをする」「ユーザーの誕生日に『おめでとう!』と言う」など、条件によって動きやせりふが“発動”するよう、ユーザーが自由にスクリプトを組むことも可能。

「ゲーム制作ツール」も
 自分のキャラドルを使ってアドベンチャーゲームも作成できる。選択肢や分岐など条件を設定してアドベンチャーゲームを作成し、みんなにプレイしてもらえる。

みんなで作る「ジョブ」
 “ユーザー生成型”ジョブを作ることもできる。例えば、カエルっぽい衣装と動きを身につけて街に出、出会った人から「カエルっぽい」と投票してもらって認められれば、新ジョブ「カエル」を獲得できる――といった形だ。

ニコニコ動画との連携以外にも、「ユーザー生成コンテンツ」という部分に注力しているようです。この手のオンラインゲームでは、まず最初に廃人ゲーマーがコンテンツを食い尽くし、その次にまとめサイトが乱立して情報を整理・分析し、最後に一般のプレイヤーに波及して「ゲーム」としての役目を終える、というのがお決まりのパターンです。今までは開発側が新しいコンテンツを投入し続けるしか対処方法がなかったのですが、この部分をある程度ユーザーに委ねようという試みはちょくちょく聞かれるようになりました。但し、上手く行っている例をあまり聞きませんが。
ai sp@ceが提供するサービスでどんな物が作れるのかまだ想像もつきませんが、むしろそう言った想定外の物が出来上がってくるような土壌を作れるか、あるいは育つかどうかがこのサービスの肝になると思います。

ドラマを作る妄想

詳しい内容が発表されたおかげで妄想できる余地が一気に減った気もしますが、せっかく考えたので簡単に書いておきます。


1つ目はドラマというかサイドストーリーを作ってニコ動にアップするという、一番ありきたりな件。おそらくサービス開始直後は、変な動作をさせただけのコメディ動画とか、エロい動作をさせただけのエロ動画で埋め尽くされると思います。そんな中でいち早くガチなストーリーをアップして、注目を浴びようという提案というか早く見たい私の希望。特にシリーズ化を考えるなら早く始めた方が有利であることは、アイマス架空戦記の例を見ても間違いありません。
今までSSは書けても動画編集が出来なくて、自分のサイトにひっそりとテキストをアップするしかなかったもの書きさんが、脚光を浴びるチャンスかもしれません。お友達やアクターを募って録画する他にも、今回発表されたゲーム制作ツールを使えば「スクリプトを書ける程度の能力」で紙芝居を作ってアップできるかも。

音楽を演奏する妄想

上のドラマ作りの話とも関連するのですが、お芝居をニコ動にアップするだけでなく、ライブで演じてみせるという発表方法も考えられます。そんな時に音楽が付いたらいいなーと思ったのが2つ目の案。実際にマビノギロード・オブ・ザ・リングス・オンラインというゲームでは、曲を演奏する機能が実装されています。


マビノギ ドラム演奏テスト
ロード・オブ・ザ・リングス・オンライン ナイスな楽器演奏風景


前者のマビノギMMLという言語で楽譜をデータ化して、自動演奏しています。後者のLotROは動画の通りキーボードを鍵盤に見立てて、リアルタイムで演奏します。そこでここは思い切って、MIDIデータとMIDI楽器からの入力に対応してみるのはどうでしょう。舞台やミュージカルの他に、ストリートライブや生演奏付きトカチゴールドとか、活躍の場はいくらでもあると思うんですよ。特に最後のは是非聞きたい!
さらに最近何かと話題のJASRACから、

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    /   ⌒   ⌒   \      よし! 「演奏してみた」と
    |    (__人__)     |      「歌ってみた」の権利をやろう
    \    ` ⌒´    /   ☆
    /ヽ、--ー、__,-‐´ \─/
   / >   ヽ▼●▼<\  ||ー、.
  / ヽ、   \ i |。| |/  ヽ (ニ、`ヽ.
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と言ってもらえれば完璧ですよねー。

エコノミーモードの妄想

オンラインゲームを始める上で問題になるのが、PCの要求スペック。ノートPCしか持っていないとか、「エロゲが再生できる程度の能力」しかないPCでは、3Dグラフィックで多数のキャラクターを表示するのは苦しいかもしれません。それでもチャットとかには興味があるという人のために、エコノミーモードを用意してはいかがでしょう。

……ある意味、ai sp@ceの存在意義を全否定している気がしないでもないですが、気にしない! こういうのは最初に人を集めてなんぼだと思うのですよ。それに、イベントなどで人が大量に集まった場合に、一時的にエコノミーにするという使い方も考えられますし。

キャラドルのAIの妄想

最後はサービスのメインコンテンツでありながら、これまで全く触れてこなかったキャラドルについて。ギャルゲのキャラクターという見た目はともかくとして、こういった人工無能のようなペットのようなキャラクターは他のゲームでも見受けられますが、それ自体が可愛いとか愛着が湧くといった経験が私にはありません。最初は目新しかったとしても、大抵はお決まりの台詞を何の脈略もなく垂れ流すだけの存在に成り下がります。
そこでふと思い出したのが、「春奈」と「偽春奈」のことでした。春奈はまさしく一方的に話しかけてくるだけの可哀想な子でしたが、偽春奈はうにゅうという相方を得たことで会話をさせることに成功しました。さすがに未来永劫安泰というわけには行かないでしょうが、かなりの延命が見込めるかもしれません。
しかし、各キャラドルに専属のペットや使い魔をくっつけたり、プレイヤーそっちのけで漫才を始めるのは違和感がありそうです。そこで考えたのが、プレイヤーのキャラドル同士で会話をさせるという方法です。これなら友達と会って会話をしているようで生活感が増しますし、よく会う友達とは益々打ち解けていくといった変化を付けることも考えられます。観鈴美凪と佳乃とキャッキャウフフしている姿なんか見たら泣くね。さらに、友達の買ってもらった衣装を羨ましがって、上目遣いでおねだりなんかされたら売り上げ倍増間違いなし。おおう、本当にキモイ妄想になってきたぞーw
自分が複数所有するキャラドル同士に関係性は生じないということなので、他のキャラドルとの絡みがあるかどうか分かりませんが、自分の部屋の中でキャラドル同士がお喋りしてたりゲームしてたり空鍋をかき混ぜてたりするのは、見ていて楽しそうなんですけどねぇ。シムズを見ているような感じで。

妄想終了

という訳で、今日の記事を見るまでに妄想していたことを書き出してみました。結構長くなってしまった。
これまでの情報で、セカンドライフを意識しつつも、コンテンツを絞ってオタク層に訴求していこうという狙いが見られます。コンテンツ作成部分が充実しているのに対して、ユーザー同士のコミュニティをどうするかが見えてこない気もしますね。取り敢えず、何が起こるのか想像も付かないという意味では、期待がふくらみました。