コールオブデューティ モダン・ウォーフェア2を遊んでみる

キャンペーンを難易度ノーマルでクリアしました。ゲームそのものは今作も非常に面白かったのですが、ストーリー面から感じたことは過剰な演出と軍隊らしさの希薄さでした。その主な要因になっているのは、主要なキャラクター達があまりにもキャラ立ちし過ぎていることだと思いました。これまでのCoDシリーズの特徴は、軍隊の中の一兵卒を演じることによって戦場の過酷さを疑似体験することにあったと思います。モダン・ウォーフェアの一作目ではプライスチームのエピソードはどちらかと言うと特殊部隊っぽかったですが、その他のミッションについては集団対集団による力と力のぶつかり合いを感じることができました。ところが今作では戦場のスケール自体が小さく感じられてしまい、さらに後半ではあの方達がこれでもかと大活躍されるので、まさにハリウッド的アクションスターを眺めている気分でした。トム・クランシーの例のロゴが入っていないのが不思議なくらいです。
最後はいかにも続きがありますよという終わり方でしたので、三部作になる可能性はかなり高いと思われます。レベルデザインは相変わらず緩急のメリハリが効いて楽しいですし個人的にも現代戦の方が好みなので、CoDシリーズの雰囲気にはややそぐわないという気がしただけで、ゲームが面白いことには変わりありません。
オンラインでチームデスマッチにも行ってきましたが、この辺はCoD4:MWの時とあまり雰囲気は変わりません。ただし例の心音センサーがオンラインでも使えるようで、キルカメラで見かけるとがっくりきます。ここら辺にもちょっとやり過ぎな感じが……。