GTA:チャイナタウン・ウォーズを遊んでみる その2

メインストーリーをクリアしました。それぞれのミッションは様々な趣向を凝らしていてなかなか面白かったのですが、ストーリーの方はというと途中は全く盛り上がらず、最後もよくある酷いオチで余韻も何もないです。ネタバレすると「犯人はヤス」とか「小島秀夫かよ」で分かっていただけるかと。ローカライズのおかげでストーリーの流れは分かるのですが、機械翻訳かと思うほど会話の内容が支離滅裂でオリジナルでもこうなのかと判断に苦しみます。何よりもミッションを出す連中がどいつもこいつもクズ揃いでいつも主人公をけなしていて、何故こんな奴らの仕事を引き受けないといけないのかと本気でイライラしていました。結局出されたミッションは全てこなさないと先に進まないので、プレイヤーには選択の余地もないのですが、GTA4と同じく復讐劇に終始していたのも楽しくない理由の一つかもしれません。マフィアの中で人脈を広げたり成り上がったりする方が楽しそうなんですけどね。
DSの3D表現としてはかなりよく出来ていて、さらにこの広いマップをロードなしでシームレスに移動できるのは、相当高い技術ではないかと思います。但し見下ろし型の視点のため街並みの変化に乏しく、GTA4のような人の生活感というか街が生きているという感じは流石に表現できていません。GTA4ではただドライブしたり散歩したりしながら街の様子を眺めるだけでも楽しかったのですが。
そんな訳でクリア後もレースやミニゲームなどやり込み要素はあるのですが、やる気が出ないのでこのゲームはこれで終了ですね。