JASRACが独占禁止法違反を疑われています

音楽著作権管理、JASRAC独占の疑い・公取委が立ち入り / NIKKEI NET

 音楽の著作権管理事業を巡り、自らに有利な内容の契約を放送局と結び、新規事業者の著作権管理市場への参入を不当に締め出した疑いが強まったとして、公正取引委員会は23日、独占禁止法違反(私的独占)の疑いで日本音楽著作権協会JASRAC)に立ち入り検査した。

取り敢えず、JASRACざまぁ。

 関係者によると、JASRACはテレビやラジオなど放送事業者が、経常事業収入から一定経費を差し引いた「放送事業収入」の原則1.5%を支払えば、JASRAC著作権を管理している曲を自由に使うことを認める「包括的利用許諾契約」を締結している。

確かニコニコ動画の契約では、収入の1.875%を支払う上に利用の範囲が演奏と歌唱のみに限定されていると、報道されてたんですが。ちょーぼったくられてる?


取り敢えずこの記事を読んだ限りでは「包括的利用許諾契約」というのが問題視されていて、これによって他の著作権管理事業者が参入しづらい状況になっている疑いがあると。つまり会社同士の問題であって、視聴者にはあまり影響のない話題かな。競争原理が働くようになれば使用料が安くなる可能性はありますが、そのツケが著作権者に押し付けられないかもちょっと心配です。
後はこの利用契約が改善された場合に、楽曲の利用形態によってはむしろ支払い額が増えるようなケースはあるのかな。例えばニコ動で売り上げの有無に関係なく、動画の再生数に応じて使用料払えとか。さすがにそこまでは心配し過ぎですか。


まだ立ち入り検査が入っただけなので、今後変化があるのかないのか。さらにJASRACの悪事が露見するのかどうか。続報をお待ちしたいと思います。