iPod touchのコミックリーダーについて

ComicGlass、GoodReader、iComicと使ってみて、ZIPに入った画像を見るという用途において、機能的にも操作的にもComicGlassが自分の要望を一番満たしているというのが現在の結論です。ただし、サイズの大きな画像を表示する場合は結構な頻度で落ちるので、それだけは悩みの種です。

ComicGlass

GoodReaderと比較してのメリットを挙げると、

  • 専用のファイル転送ソフトで複数ファイルを一括で転送できる。
  • ZIPを解凍せずに中身の表示が可能。
  • 次の画像を表示する際に表示倍率を保持できる。
  • 最後に開いたページにしおりが記憶される。
  • ファイルをGoodReaderやiComicへコピーできる。

唯一気になるのは、800×7000のような大きな画像ファイルでズームした直後に頻繁に落ちること。しかしながら、アプリを立ち上げ直して最後に開いたファイルを選択すると、ズームされた状態で正常に表示されたり、表示倍率を変えずにページ送りすれば落ちなかったりと、我慢すれば使えなくもないというのが悩ましい。

GoodReader

ZIPファイルの中身はそのままでは表示できないので、一旦フォルダに解凍してから画像を表示します。拡大縮小もスムーズで、アプリが落ちることもありませんが、次の画像を表示すると常に全体表示になるので、ズームし直すのが面倒です。
LAN経由でのファイル転送は、GoodReaderがWebサーバーになってPCのブラウザからアクセスしてファイルをアップロードできますが、ファイルは一つずつしか指定できないのでやや面倒です。

iComic

ComicGlassがリリースされる以前はメジャーなコミックビューアだったようですが、現状では値段の安さ以外にこれといった特徴がない印象。サイズの大きな画像を読み込んだ際に、表示に失敗すると画面全体が灰色になってしまいます。ファイルを開き直したりアプリを立ち上げ直したりしてもその画像は表示されないので、私の目的では実用に耐えません。
ファイル転送はiComicがFTPサーバーになって、PCのFTPツールからファイルをアップロードできます。