新型Xbox360の雑感

取りあえず動作チェックと、ハードディスクの内容を移動し終えた時点での、ざっくりとした感想です。

大きさ


本体の大きさに関しては一回り小さくなっていますが、劇的に小さくなったという感じはしません。重さも比べてみれば違いは分かりますが、単体で軽いという印象を持つほどではありません。ただ、私は横置きで使用しているので、横幅が狭くなっているのは地味にうれしいです。



カステラの愛称でおなじみのACアダプターですが、新型のそれを最初に見たときの感想は「でかっ!」でした。もちろん、旧型のACアダプターと比較すれば、小さくなったのは歴然としていますが、単体で見た場合はお世辞にも小さいとは言えません。写真一番上の白いのは、ノートPCのACアダプターですが、比較にならない大きさです。机の下に置きっぱなしなので気にはなりませんが、もう少し頑張れ。

外観・操作性

ケースは光沢のある黒になりましたが、指紋が付きやすいことについては、一度設置してしまえば触れることがめったにないので、それほど気にはしていません。それよりもほこりが付きやすいのは、精密機器のかたまりだけに少し気になります。ティッシュで拭き取ろうとしたら、静電気でさらにほこりを吸いつけて、もっと酷いことになったりして大変です。
電源ボタンとDVDドライブのイジェクトボタンが、押しボタンからタッチセンサーに変わったので、マークに触れるだけできっちり動作します。むしろ感度が良すぎて、本体のほこりを拭おうとしたら、スイッチが反応してDVDドライブがオープンされました。猫や赤ちゃんの攻撃が怖いかも。

静音性・排気熱

今回の新型で効果が一番大きいと感じたのが、本体とDVDドライブの騒音が軽減されている点です。本体の空冷ファンの音は、ゲームをプレイしていないダッシュボードの時などは、少し離れたところに置いていれば全く音が聞こえないレベル。また、ユーザーの度肝を抜いてきたDVDドライブは、低いうなり音はするものの、ゲームやビデオを見ていても気にならない程度です。というか、これくらいが普通でしょう。今までが酷すぎました。
本体の排気熱は、横置きの場合上面から排出されることになりますが、手をかざすとほんの少しの風とともにじんわり熱を感じます。これも旧型と比べて発熱が抑えられているなと感じます。

ハードディスクの移動


旧型用のハードディスクから新型のハードディスクへデータを移すには、USBメモリを使うか、旧型でも使用していた転送ケーブルを利用します。私は120GBのハードディスクを購入したときに、付属していたケーブを持っていたので、今回はこれを利用しました。転送ソフトについては、最新のダッシュボードには転送ケーブル経由でデータを移動する機能を持っているので、新型の本体に接続してやれば自動的にデータ移動の画面が表示されます。
移動そのものには特に問題はありませんでしたが、本体を買い換えた場合、ダウンロードコンテンツのライセンス移行サービスを受けないと、ネットに繋いでいないときにDLCやLiveアーケードのゲームがプレイできなくなるので、下記ページから申し込みが必要になります。

新しい本体へのコンテンツライセンスの移行 / Xbox.com(日本)

付属コントローラ

新しいコントローラが発売されるたびに、「十字キーは改善されているのか?」と話題になりますが、取りあえず付属のコントローラが動くのを確認して、早速分解してみました。そして問題のゴム部品を確認。



ハイ終了〜。以前のものと変わりませんでした。ということで、下記ページを参考にさっさと改良してしまいます。これで少しは操作時のストレスも減るでしょう。

方向キー改造 / XBOX360 - まとめ

総評

これから新規で購入しようという奇特な方は、多少高くても新型がお勧め。超アメリカンサイズな旧型を見て唖然とするよりは、割と普通っぽくなった新型の方が安心して利用できるでしょう。
既存の所有者で買い換えを検討している方は、旧型がトラブルなく動いているのであれば、わざわざ買い換えるほどでもないと思います。ただし、静音性を重視するのであればその価値はあるでしょう。
私自身は、旧型の調子も少し悪いように感じたので、今回の新型は丁度良いタイミングでした。また、ディスク収納中に薄い擦り傷が付いてしまって読めなくなっていたゲームディスクを、新型で使用してみたら問題なく読み込むことができ、ハードディスクへインストールもできるようになりました。期待半分だったので、超ラッキーでした。あわててピカールで磨かなくて良かった。