Adobe Premiere Elements4の入出力設定

自分でニコ動向けに使用する際の、プリセットおよび出力設定のまとめです。
プリセットファイルの編集は標準的な利用方法ではありませんので、当然ながら無保証です。あくまでも私の環境では動きましたよという話なので、何かの参考程度に考えていただければと思います。

プリセットの作成

標準で用意されているプリセットでは512×384のフレームサイズが指定できない上に、編集画面からも変更ができないので、こちらのサイトを参考にプリセットのファイルを自作します。



PE4をインストールしたフォルダから「settings\ja_JP\NTSC\HDV」フォルダを開いて、プリセットファイル「HDV 720p 30.prpreset」をコピーします。



「settings\ja_JP\NTSC」フォルダの下に「カスタム」フォルダを作成し、プリセットファイル「HDV 720p 30.prpreset」を貼り付けて「ニコ動 512×384.prpreset」にリネームします。



「ニコ動 512×384.prpreset」をテキストエディタで開き、128行目と163行目の「0,0,1280,720」を「0,0,512,384」に書き換えます。



同じく132行目、173行目、214行目の「5292000」を「5760000」に書き換えて、音声ビットレートを44.1KHzに変更します。



プリセットファイルを保存したら、PE4を起動して「新規プロジェクト」を選択し、「設定を変更」をクリックして使用可能なプリセットから「NTSC\カスタム\ニコ動 512×384」を選択します。



ファイルが正しく書き換えられていれば、ウィンドウ右下のリストに「フレームサイズ :512横384縦 (1.000)」と「サンプルレート :44100 サンプル/秒」が表示されます。
「初期設定として保存」をクリックして、新規プロジェクトを作成します。

ムービー書き出し時の設定

VP6やH.264へのエンコードはPE4では行わずAviUtlで行うことにしているため、PE4からは非圧縮のAVIで出力します。また、ムービーにオーディオを含めて出力した場合に、オーディオの形式がExtensible Wave(5.1chに対応した拡張形式?)となってAviUtlで読み込めなくなるので、ムービーとオーディオは別々に出力しています。



メニューから[ファイル]−[書き出し]−[ムービー]を選択し、「ムービーを書き出し」ウィンドウ右下の「設定」をクリックします。



「一般」の項目を選択して、上図のように設定します。



「ビデオ」の項目選択して、上図のように設定します。



「キーフレームとレンダリング」の項目選択して、上図のように設定します。
「オーディオ」の項目は使用しないので省略します。
「OK」をクリックして設定を完了したら、ムービーを保存します。

オーディオ書き出し時の設定


メニューから[ファイル]−[書き出し]−[オーディオ]を選択し、「オーディオを書き出し」ウィンドウ右下の「設定」をクリックします。



「一般」の項目を選択して、上図のように設定します。



「オーディオ」の項目を選択して、上図のように設定します。
「OK」をクリックして設定を完了したら、オーディオを保存します。


後はAviUtlにAVIファイルとWAVファイルを読み込ませ、エンコードを行います。