Ulead Video Studio12の体験版を試してみた

Ulead Video Studio12 / COREL
VideoStudio 12 特集記事 / ULEAD


Premiere Elements(PE)の時と同様に、基本的な編集機能の部分をざっくりと使ってみた感想です。主にPEとの比較になりますが、結論から言うと私が使いたい用途、曲に合わせて動画を切り貼りするような使い方の場合、PEの方が使いやすいと感じました。

  • タイムラインビューでオーディオの波形が表示されない。オーディオビューでは表示されるが、この時はオーバーレイトラックが1つしか表示されず、波形を見ながらの微調整がしづらい。ちなみにPEではドラッグやシャトルで再生位置を移動すると音声も再生されます。
  • タイムラインに配置したクリップをコピーして貼り付けすると、タイムライン上ではなくライブラリの方に貼り付けられる。なんで?
  • ライブラリのクリップではトリムするための専用ウィンドウが表示できるが、タイムライン配置後は使用できない。
  • プレビュー中にタイムラインの表示倍率を変更するとプレビューが停止する。
  • プレビュー表示はVSの方が安定していると思いました。PEは動画の時間が長くなるにつれてフレームレートが低下していきます。
  • 「3 完了」を押してもビデオ作成の項目が出てこないので、出力のテストが出来ない。一番気になるところだというのに!w

勘違いや気付いてないところもあると思いますが、他にも細々としたフィーリングの部分でVSよりもPEの方が好みに合いそうでした。但し、プレビューはタイミングを調節する上でかなり重要なので、この差は大きいです。ぶっちゃけPEのはレスポンスを度外視すればWindows ムービーメーカーよりもひどい。この辺はPCの性能の問題か、環境設定などでチューニングできることなのか不明。それでも総合的に見てPEの方がポテンシャルは高そうかなと。ホームビデオ作成ソフトのVSとは動画編集に対するアプローチが違いすぎるのかもしれませんが。


というわけで実際購入に踏み切るかどうかはともかく、私が買うならPremiere Elements4の方かなという結論でした。アマゾンさんで1万3千円弱。うーむ……。
ちなみに動画対応になるらしいニコニコムービーメーカーは、やっぱり出力先がニコ動へのアップロードのみとかなりかねないので、現状では眼中になし。



Ulead Video Studio12。バンドルソフトなどにありそうな安っぽい感じのUIですが、直感的には分かりやすいです。



Adobe Premiere Elements4。黒で統一されていてなかなか渋いですが、メニューやボタンが多い上に用語がよく分からないので使い方はさっぱり。