ゲームのプレイ動画を作ってみた その6

PORTAL テストチェンバー16でタレットを生け捕り
動画自体は相変わらずのプレイ動画ですが、制作段階でMPEG2→AVI変換に可逆圧縮のHuffyuvを導入してみました。……んが、それに付随して色々と必要なものが増えたので随分苦労しました。以下メモ書き。


まずは肝心のHuffYUV 2.2.0をインストール。Windows ムービーメーカーからの使い方が分からないので、変換作業用にAviUtlを導入します。AviUtlでMPEG2の動画を読み込むためにMPEG-2 VIDEO VFAPI Plug-Inもインストール。これでHDレコーダ(RD-XS46)のファイルを開けるようになりますが、音声が抽出できないので別の方法で吸い出す必要があります。
以前使用していたHDレコーダ(RD-XS30)の時はTMPGEncで吸い出せたので試してみたのですが、RD-XS46で設定出来る音質3種類、D/M1(Dolby Digital 192kbps)・D/M2(Dolby Digital 384kbps)・L-PCM(Linear PCM)のどれも駄目だったので他の方法を探すことに。その結果辿り着いたEcoDecoTooLでは前述の3種類全て吸い出せました。複数の動画でもまとめてドラッグ&ドロップするだけなので楽チンです。
これで動画と抽出したWAVEファイルをAviUtlに取り込んでAVI出力します。ビデオの圧縮プログラムにHuffyuv v2.2.0を選択して、設定でYUY2とRGBの項目を圧縮率よりも処理速度優先ということでPredict left(fastest)を選びます。後はデフォルトのままにして設定を終了し、AVIファイルを出力します。これでMPEG2の大体4倍くらいのファイルサイズになりました。


後はムービーメーカーに読み込んでいつも通りの編集作業を行いましたが、非圧縮AVIの時よりもディスクアクセスが早くなって待たされる時間が減ったよーな気がしないでもないと思いたい気分。それで一旦はFLVファイルの出力まで行ったのですが、インターレースによる縞模様が相当酷かったので再度やり直すことに。ムービーメーカーで直接読み込んでいた時は気にしていなかったのですが、恐らくGPL MPEG-2 Decoderの方でインターレース解除を行っていたのではないかと思います。改めて以前アップした動画を見ると、AviUtlで言うところの二重化の方法が使われているようです。
という訳で、一旦AviUtlまで戻ってインターレースの解除を設定します。ざっと検索したところでは自動か二重化を選ぶのが良さそうですが、動きの速いところで二重にぶれて見えるのが以前から気になっていたので、今回は自動を選択しました。一応、両方試してみた結果↓

インターレースの解除:自動

インターレースの解除:二重化


変換に時間はかかりますが、手順さえ決まってしまえばさして手間にはなりませんし、編集がはかどるようになるので助かります。インターレースの解除でも二重化されていたのが解消されるようになったので、その分だけ画質は上がってるのかなと思います。