ドワンゴがアイマス商法を始めるようです

あの美少女キャラ達と生活できる! 3D生活空間サービス「ai sp@ce」が2008年夏にサービス開始 / 4Gamer.net

ai sp@ce」は,人気美少女コンテンツブランドKey(キー),Navelネーブル),Circus(サーカス)のヒット作である,「CLANNAD」「SHUFFLE!」「D.C.IIダ・カーポII〜」の世界観・キャラクターを,3Dでオンライン上に再現したコミュニケーションサービス。

これだけなら、よくあるアバターチャットとミニゲームの世界にギャルゲーのキャラを持ち込んだだけで、人を集めたり衣装を買わせるには内容が弱いと思ったのですが、次の文章を読んで考えが180度反転。

さらに,ドワンゴの子会社であるニワンゴが運営する「ニコニコ動画(SP1)」内の「ニコニコアニメチャンネル」に専用コーナーが設置され,そこにプレイ動画をアップロードできる。

プレイ動画をアップするために衣装を買わせる。それって何てアイマス? なるほど、これならある程度人数が集まることが予想できますし、ニコ動にアップされた動画を見てまた人が流入してくることも期待できます。後はサービスの内容を充実させて、どれだけ人を定着させることが出来るかにかかってきますが、それについては続報を待つことにしましょう。

そしてもう一つ注目したいのは、一次コンテンツホルダーニコニコ動画に参入してきたという点。これまでもゲームメーカー、特にPCゲームのメーカーは二次創作の扱いに寛容な姿勢を見せていましたが、ai sp@ceのアバター限定とはいえニコ動へのアップが正式に認められることになります。これはかなり重要な出来事になるのでは? とにもかくにも、ai sp@ceがニコ動の新しいメインストリームに成り得るかどうか。今後の動向に期待したいと思います。

主題歌第一弾には,I’veのメインボーカリストであるKOTOKOさんの起用が決定。

それって何て(以下略)


追記(2008-04-08 22:15)
ドワンゴ、バーチャルライフシステム「ai sp@ce」を発表 美少女ゲームのキャラクタと生活できる3Dコミュニティサービス / GAME Watch
4Gamerの記事よりも、記者会見の詳しい内容が書かれています。

既存のMMORPGとの違いについては、「3Dのオンラインスペースというのはいくつかオンラインゲームとしてあるんですが、それらはワールドを作ってお金を回収して、しばらくしたら廃れていくというワールドが多いと思います。しかし本システムはユーザーがここをネットの拠点であると認識してもらえるサービスになっています」と解説した。

拠点ということは、ここから様々なサービスへ繋がっていくポータルのことを指すのか、それとも単にここへ来て遊んでくれというだけなのか。

そして、参画メーカーの紹介では、ビジュアルアーツ丘野塔也氏が「美少女ゲームをプレイしていて、その世界に浸っていたいと思うんですよ。この『ai sp@ce』はその夢をかなえるサービスだと思います」と語るなど、各メーカーとも非常に好意的に見ていると共に、相乗効果にも期待していた。

中の人のことを想像すると、あまり長居したくないと思うんですが。思い出を壊す物語的な意味で。

最後の質疑応答では、「具体的にどういったことができるのか」という質問に太田氏は「女の子を育てることができます。生活全般ができます」と答え、続けて松村氏が「基本的になんでもできます。例えば、小学校行ってお昼休みにボールを取り合って、ボールが取れなければジャングルジム行ったりするなど、他の遊びを見つける。厳密に言うとここまで立ち返りたい。こっち側で遊びを用意するというよりは、遊べるパーツ、例えばキャラドルに“ボールを蹴る”という機能があったら、22人集まったら、ゴールを設定してみんなサッカーをやるわけですよ。

いきなり雲行きが怪しくなってきました。何でも出来るというのはよくある売り文句ですが、それとは別にサービスの核になるコンテンツは必ず必要だと思います。MMORPGRPGという核があるからこそ人が集まって、その中の一部の人達が新しい遊び方を生み出すのではないでしょうか。例えばゲーム内で人狼を始めたり。例えば複数キャラを操作して合唱を始めたり。全ての人に箱だけ与えて後は好きにしろと言っても、その場所に定着できるのは前述のような人達に限られてくると思います。
そうですねぇ、例えば1つの島に42人が放り込まれて「これから皆さんにこr(以下略)